「光より速いニュートリノ」が観測された?2011/10/18 21:00

「光より速いニュートリノ」が観測された?

2011/09/23、CERNにて「光より速いニュートリノ」が観測されたという。記事によると光速の 0.0025% だけ早く到達したというのだが、本当だろうか。

今日のマクロサイエンスは、無数のハードウェア/ソフトウェアのネスティングで構築されており、些細な不具合を見つけ出すのは容易な事ではない。1994年のペンティアム騒動の如く、ごく稀にしか不具合が顕在化しない事もままあり、問題を複雑化している。

両研究所の距離測定にGPSを流用したとあるが、この衛星は米の軍事衛星がベースになっておりその中枢の原子時計にもあれこれ補正が入っている。ガリレオというEU独自のGPSを計画中の欧州勢に、米製GPSの全てを公開するほどこの国は甘くない。

これはあくまでも仮定の話であるが、CERN側のプログラムのどこかに致命的なバグが発見されたとしよう。すでに、膨大な量の研究成果が論文として世界中へ発表済みである。さて、あなたが当該プログラマだったなら「バグがありました。ごめんなさい」と馬鹿正直に名乗り出たりするか? こうなると、もう陰謀渦巻くサスペンス小説の世界である。

一昔前なら科学者生命を断たれかねない破天荒な発表を行ったのは、集団という気楽さからか、あるいはクラークの第一法則 「高名な老科学者が、それは可能であると言うとき、彼はたいてい正しい。それは不可能であると言うとき、彼はたいてい間違っている」を意識しての事だろうか。特殊相対論に付け入る隙などありそうもないのだが。


さて、CERNの現状をマーフィーの法則風に表現すると、こんな感じか。

「新しいシステムは新しい問題を生成する」 基本定理

「大きな誤りは気づかれない」 メインの法則

「偶然は偶然を呼ぶ」 タルザックの確率の公理

「絶好のチャンスは最悪のタイミングでやってくる」 デュシャルムの教訓

「コンピューターは信頼できないが、人間はもっと信頼できない」 ギルブの法則

「プログラムはやってほしいことではなく、やれと言ったことを実行する」 グリーンの法則

「遅れている開発プロジェクトに人員を追加すると、さらに遅れる」 ブルックの法則

「やばくなったら、混乱させよ」 ハルグレンの解

「人生とは、前向きに進むしかないが、後ろ向きにしか理解できないものである」 キルケゴールの考察

「あらゆるものの90%はクズである」 スタージョンの法則


参考;

C=2.99792458×10^8[m/s]

AstroArts 2011/09/26
http://www.astroarts.co.jp/news/2011/09/26neutrino_speed/index-j.shtml

山本弘のSF秘密基地 2011/10/02
http://hirorin.otaden.jp/e213853.html
http://hirorin.otaden.jp/e213676.html
http://hirorin.otaden.jp/e212113.html

kunhsの書斎 1997/12/01
http://www.hi-ho.ne.jp/skinoshita/soft35.htm

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