人名地名の七変化2010/05/26 13:09

西郷隆永(たかなが)と愛犬(つん)
西郷隆永(たかなが)と愛犬(つん)

 万物は流転する。言葉も移ろい、人名地名も変化する。かつて教科書で習った固有名詞も意外と当てにならない。 ちょっと気になる例を、備忘録のつもりで纏めてみた。


藤吉郎    とうぎちろう(Toguichiro)
長宗我部  ちょうすがみ(Chosugami)
小早川    こばいかわ(Cobaicava)
蒲生殿    かもどの(Camodono)
大友殿    おおどもどの(Vodomodono)
和田殿    わたどの(Vatadono)
神田殿    こおだどの(Codadono)
久我殿    こがどの(Congadono)
大館殿    おおたちどの(Votachidono)
天皇     てんおう(Tenvo)
上様     かみさま(Camisama)
太政大臣  だいじょうだいじん(Daijo Daijin)
関白殿    かんばくどの(Quambacudono)
一向宗    いっこうしょう(Ycoxos)
真言宗    しんごんじゅう(Xingonju)
比叡山    ひえのやま(Fiyenoyama)
興福寺    こうぶくじ(Cobucuji)
帝釈寺    だいしゃくじ(Daijacuji)
坂東     ばどう(Badou)
烏丸     からすまる(Carasumaru)
岸和田    きしのわだ(Quixinovada)
茨木     いばらぎ(Ybaraqui)
尼崎     あまがざき(Amagazaqui)
厳島     いくくしま(Ycucuxima)
長崎     ながざき(Nagazaqui)
種子島    たねしま(Tanexima)

出典; 日本史/ルイス・フロイス、松田毅一訳/中央公論社



①坂本龍馬 実名は直柔(なおのり)
①西郷隆盛 隆盛は父・吉兵衛のこと、子・吉之助は隆永(たかなが)
①西郷従道 隆道(たかみち)を誤って申請したもの
①大山 巌  岩(いわお)を厳しく改名した
②徳川慶喜 当初は(よしのぶ)、将軍以降は(よしひさ)と読ませた
③近衛文麿 当初は(あやまろ)、語感が悪いので(ふみまろ)とした
④石原莞爾 石原は(いしわら)と読む

出典;
①余話として/司馬遼太郎/文春文庫
②徳川四百年の内緒話/徳川宗英/文春文庫
③日本宰相列伝・下/三好徹/学陽書房
④イーハトーブと満州国/宮下隆二/PHP


その他;

アマデウス     神(deus)に愛された(ama)の意
エル・グレコ     「ギリシャ人」の意
カエサル       カルタゴ語で「象」の意、→カイザー、→ツァー
ザビエル       バスク語で「新しい家」の意
フラ・アンジェリコ  「天使のような」の意
聖フランチェスコ  「フランス人」の意、母が仏人だった

イーハトーブ    エスペラント語で「岩手の卵」の意、Ihato-ovo
イスパニア     カルタゴ語の「兎の国」の意、昔は原野だった?
ウラジオストック  露語で「東を征服せよ」の意
ゲイ          「陽気な」の意
ノーチラス      英語で「オウムガイ」の意、ノーチラス号は日本近海から出発した
ハムレット      寒村の意
バガボンド     羅語で「彷徨う者」の意、→天才バカボン
ブービー賞     西語で「まぬけ」の意、故意の最下位が増えたので最下2位に変更
ブラウザ       英語で「草を食う牛、物をむさぼり食う」の意
フラメンコ      西語で「蘭人」の意、フランダース生まれのカルロス一世時代に遡る
マンダラ       サンスクリット語で「円、集まり」の意
メルヒェン      独語で「他愛もない話、出鱈目な話」の意
ユーモア      羅語で「体液」の意、ヒポクラテスに由来
ラピュタ       西語で「淫売」の意、スイフトは承知の上で使った
ログイン      英語で「丸太を海に投げ入れる」の意

鮎          中国では「鯰」の意、鮎に相当するのは「香魚」
うざったい     多摩地方の方言で「気味悪い」の意
鮭          中国では「河豚」の意、鮭に相当するのは「三文魚」
小説         「小人の言説」の意、儒者による差別用語
総持         禅宗の「尼寺」の意、達磨の弟子総持尼(陀羅尼)にちなむ
なにわ        「魚の庭」の意
松ぼっくり      「松のふぐり」の意、「松ぼっくり少女合唱団」が困ったという
よーそろー     宜候、「直進」の意

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